不育症・不妊症・未婚生理不順・AIDを専門とする、大阪市中央区の婦人科『カノクリニック・かのクリニック』

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はじめに 検査 治療 当院における不妊症の実際 子宮内膜症

はじめに

 お話したいことは山ほどありますが,今回はスペースの関係で,不妊症の基本についてだけお話しすることにします。

基本原則

 不妊症診療の基本原則は「前月の治療の失敗を反省して翌月に適応にしたがった正しい治療をする」ことにあります。通常の疾患であれば,治療が失敗すれば患者さんは死んでしまいますが,不妊症では月経になるだけです。しかし,月経になった場合は前月におこなった治療は失敗したことになります。各種の検査は妊娠しなかった原因を後方視的に調べるために行うのです。
 不妊の原因は毎月異なります。卵巣機能や男性機能などは季節,体調,ストレス,病気,ダイエット,イベントなどの影響を受けて毎月変動します。特に女性は妊娠に相応しくない状況下では母性保護の自衛反応が作動して自律神経が自分の体を妊娠しないようにコントロールします。下垂体のFSH,LH 分泌を抑制して,卵胞の発育や黄体機能を悪化させるのです。
 妊娠するには病気をしないストレスをためないなんでも食べる少なくとも週2 回は10時までに就寝する健康な生活を送る必要があります。

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