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体外受精とは?
体外受精 4つの工程
妊娠の判定
なんで妊娠しなかったのか?
妊娠の判定
リスクとコストをかけた体外受精、妊娠の判定はみなさんにとっては緊張の一瞬です。先端技術を駆使したのですから、薬局でも販売している尿による妊娠反応では単純に過ぎます。“先端”で“早い”検査が必要です。
妊娠判定は着床した絨毛から分泌されるhCGβを検出します。hCGβが尿中で検出されるのはその量が多くなって腎臓から排出されたものを測定するのですから。ある程度妊娠が経過しなくてはなりません。したがって陰性でも妊娠を否定できないのです。血液で検査すれば未だ予定月経発来前でもシロかクロかをはっきりできます。さらにその量も判明します。量が分かれば、その妊娠の予後(流産するかしないか)を推測できます。量が多ければ胚は子宮内膜にしっかり着床しているので流産しにくいということになります。 以上のように血液検査はいいことずくめですから、何処の施設でもやればいいではないかということになります。しかし検査会社に依託した場合、結果が判明するのは早くても2〜3日後になります。これではみなさんの期待には答えられません。自院に検査機器を設置し、当日測定の必要があります。
当院では、胚移植一週間後に血中hCGβによる妊娠判定を行って、当日中に結果が判明するシステムを採用しています。通常、妊娠していない場合はhCGβはゼロになるはずです。しかし、黄体機能賦活のため hCGを注射していることの影響を考えなければなりません。注射したhCGβを測定して、妊娠していないのに妊娠と誤診してしまう可能性があるからです。 当院独自の研究で、1週間前にhCG5000単位を注射した場合、血中にhCGβを 5mIU/ml以上計測する確率は1%以下であることが明らかになりました。この事実を考慮に入れると以下の判定基準になりました。
★胚移植の時に hCG を注射しなかった場合
妊娠;5mIU/ml以上(採卵前に注射した hCG製剤の影響を考慮しています)、予後良好(流産しない可能性が高い);10mIU/ml以上。つまり、5mIU/mlで“妊娠”、10mIU/ml以上で“安心”と言う訳です。
★胚移植の時に hCG を注射した場合
妊娠;10mIU/ml以上、予後良好;20mIU/ml以上。予後良好以下の値では流産する可能性が高く、月経予定日に出血があった場合は月経ではなく流産です。

